ホットミルクと睡眠の秘密
こんばんは。高知の睡眠の専門家の仲村です。
ホットミルクを寝る前に飲むと良い眠りが得られると思っていませんか?
実は、ホットミルクが眠りに関与するとされる理由は二つございます。
1 ミルクには「トリプトファン」という成分が含まれており、これが眠りのホルモン、メラトニンの材料となること。
2 体を温める温かい飲み物を取ることで、体温が下がり始める際に眠気を感じやすくなること。
ただ、気になるのは、
ホットミルクに含まれるトリプトファンがメラトニンになるまでに、
実際には14〜16時間程度かかることです。
つまり、寝る直前にホットミルクを飲んでも、
すぐには眠りを助ける効果を期待するのは難しいのです。
日本人と牛乳、実はこんな関係が
あなたも一度は耳にされたことがあるかもしれません。
牛乳は日本人には少し合わない、という話。
どれほどの真実があるのでしょうか。
実は、日本人の中には「乳糖不耐症」という状態の方が
少なからずいらっしゃいます。
これは、牛乳に含まれる乳糖を適切に分解できる酵素が
十分に働かないことから、消化不良の症状、
例えば下痢などを引き起こしてしまうことがあるのです。
そして、この消化不良は、実は睡眠の質にも影響を及ぼすことが考えられます。
胃腸が不調だと、安定した良い眠りが得にくくなりますよね。
驚くべきことに、この「乳糖不耐症」の状態になる方は、
日本人の約8割とも言われることがございます。
ただ、この数字は一つの説として考えていただけると幸いです。
寝る前のホットミルク、実はこんな効果が…
寝る前のホットミルクでぐっすり眠れると感じたことはありますか?
実は、ホットミルクを飲むことで体温は上がるのですが、
深部体温を上げるためだけに特定の飲み物を選ぶ必要は特にございません。
白湯でもお茶でも、お好きなもので大丈夫です。
ただ、寝る直前に飲むと、時には睡眠の質を下げてしまうリスクも。
深部体温が上昇してから下がるまでのタイミングで、心地よい眠気が訪れるのです。
このタイミングはおおよそ60分から90分。
ですので、風呂上がりから寝る約1時間前に何か飲むのがおすすめです。
例外として、実は夜間低血糖で夜中に歯ぎしりが起きる場合、
寝る前のホットミルクは逆に良いとも言われています
睡眠の質を左右する、あの飲み物の真実を知っていますか?
おすすめの飲み物
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ハーブティー
心地よい夜を迎えるためには、カフェインフリーのハーブティーがおすすめです。
特にカモミールやラベンダー、リンデン、オレンジブロッサムなどの味わいが癒しをもたらしてくれます。
ブレンドしても大丈夫。
ただし、カフェインを含む紅茶との組み合わせは、心地よい眠りを妨げることが。
また、アレルギーやお薬との併用、妊娠中の方は、かかりつけの医師へのご相談をおすすめします。
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ルイボスティー:
小さなお子様や妊婦さん、ダイエット中の方にもピッタリなのがルイボスティー。
ノンカフェインでノンカロリー、さらには神経を落ち着けるマグネシウムも含まれています。
ポカポカと温かな感覚が、深い眠りへと誘います
。寝る約1時間前のひとときに、この優れものを試してみてはいかがでしょうか。
NGな飲み物:
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アルコール
心地よく眠りたい夜、ほろ酔い気分で眠りにつくのも良さそうですが、
実はアルコールは眠りの質を下げてしまいます。
寝る3時間前までの摂取を心掛けてくださいね。
2 カフェイン
リラックスのひとときにコーヒーや紅茶を楽しむのも素敵ですが、
寝る前のカフェイン摂取は避けた方が良いでしょう。
特に緑茶は、お湯で淹れた場合にカフェインが豊富。
しかし、水出しの緑茶なら、カフェインは少なめ。
寝る前に緑茶を楽しみたいなら、温めた水出し緑茶がおすすめです。
ただし、飲み過ぎにはご注意を。
まとめ
心と体のバランスが、心地よい眠りへの鍵です。
日々の生活の中で、ちょっとした飲み物の選び方一つで、
深く、質の高い眠りを手に入れることができます。
あなたの選択が、明日の自分を助ける最初のステップ。
さあ、今夜から心地良い眠りのための飲み物を、意識して選んでみませんか?
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