寝る前のスマホはなぜ睡眠の質を下げるの?
こんばんは。高知の睡眠の先生仲村です。
寝る前スマホとは
寝る前スマホとは、就寝前に布団などに入りながらスマートフォンを操作することを指します。
20代から40代の寝る前のスマホの関する調査によると、96%近くの人が寝る前スマホをしていると回答がありました。
寝る前スマホの平均時間は1.4時間といわれており、寝る前スマホが寝る前の新たな習慣になっています
寝る前にスマホを操作することは、私たちの体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
寝る前のスマホの3つのデメリット
1 自律神経に影響する
自律神経には2つの種類、交感神経と副交感神経があります。
緊張時には交感神経が優位になり、リラックス時には副交感神経が活性化します。
この2つの神経のバランスが重要で、夜は副交感神経を優位にすることが大切です。
しかし、スマホの明るい画面を見ると、夜でも交感神経が活性化されてしまうことがあります。
これが「自律神経の乱れ」と呼ばれるものです。
良い睡眠を得るためには、スマホ使用を控えてリラックスできる環境を整えることが大切です。
自律神経のバランスに気をつけて、健康な生活を送りましょう。
2 肌トラブルが起こりやすくなる
肌の影響についてお話しましょう。
最近は肌への影響が注目されていますよ。
紫外線対策はみなさん意識しているかと思いますが、実はブルーライト対策も大切なんです。
肌に影響を与える可能性があるんですよ。シワやシミなどの肌トラブルにつながることもあります。
特にスマホの画面は肌に近い距離で使用することが多いので、注意が必要ですね。
もう一つの理由は、寝る前にスマホを使うと眠りが浅くなり、成長ホルモンの分泌が悪くなります。
お肌のターンオーバーも乱れてしまいます。
自分の肌を大切にするために、ブルーライト対策も忘れずに意識してみてくださいね。
美しい肌を保つために役立つ情報ですよ。
3 睡眠の質が悪くなる
睡眠の質についてお話しましょう。
これはとっても大切なんですよ。
寝る直前までスマホを使っていると、睡眠に影響が出てしまいます。
入眠後、浅い眠りを繰り返して、やっと深い眠りに入ったと思ったら、
朝がやってきてしまうことがわかっているんです。
その原因は「メラトニン」というホルモンなんですよ。
メラトニンは体温や血圧を下げて、体を眠りに誘う役割があります。
明るい光を浴びるとメラトニンの分泌が減少し、逆に暗い場所にいると増えることがわかっています。
ところが、夜にスマホのブルーライトを浴びると、メラトニンの分泌が減ってしまうんです。
その結果、睡眠の質が低下し、浅い眠りが続くことになります。
浅い眠りのまま朝を迎えると、寝起きも悪くなってしまいますし、良質な睡眠は疲労回復にも大事なんです。
睡眠不足が続くと、集中力や注意力も低下してしまうこともありますよ。
仕事中にボーッとしてミスが増えたり、日常生活にも支障をきたすことになるかもしれません。
だからこそ、大切なのは質の良い睡眠を確保することなんです。
スマホは布団に入ったら触らないように心掛けましょう。
そうすれば、健康な睡眠を手に入れることができますよ。
寝る前のスマホは何時間前までにしたらいいのか?
寝る前にスマホを使うと、ブルーライトが眠りの質に影響するんですよ。
スマホから出るブルーライトは脳を刺激して、なかなか寝付けなくなる可能性が高くなります。
だからこそ、寝る1時間前にはスマホを触らないようにしましょう。
どうしても寝る1時間前が難しい場合は、布団に入ったらスマホは控えましょう。
もちろん、明るさを調整したり、ブルーライトをカットする対策も有効ですよ。